序章

1/3
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ

序章

深夜の2時半…中府公園の桜は満開で夜の桜はライトアップと共に美しく桜の桃色というよりは青…いや紫に近い色でその公園内を独特な雰囲気にしていた…そんな空間にある時、異形な音が響いた ズルッ…ズルッ…ゴッボトッ… 何かを引きずりながら中府公園の階段を登っているのである…背は1mくらいの何かが何かを引きずっている…それは階段を上がるたびに段々と削れていき、その何かが階段の上段に着いた頃には…美しく夜桜が囲む階段に真っ赤なカーペットが敷かれたようになっていた
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!