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「この世界の人口は
現在90億人を突破し....」
空は今日も快晴だ。
前の時代の人達はこんな日を喜び
どこか遠くに出かけたり、
外で運動したりしていたらしい。
今ではこの地区の天気は一年中快晴だ。
「おい！シン！
また授業中に天気予測か？
まったく困ったやつだ、
815ページの6項を呼んで」
一瞬教室がざわめくが
シンはためらい無しにそれを読む
「全人類の全員が才能と言われる能力を....」
途中に他の生徒が割ってはいる
そして笑いながら
「ｾﾝｾｰ！シンにそれ読ませるのはイジメじゃないですかぁ？」
ｻﾞﾜｻﾞﾜ.....
微かに笑い声が聞こえる
「ごめんなシン、もう良いぞ。
ここは先生が説明を...」
僕は学校が嫌いだ。
成績も悪くない方だし
人間関係も悪くないと思う。
だがこの才能と言われる物...
そうそれさえなければ
他の誰とも変わらない
ただの男子高校生だったのだが....
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