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「…だい、すき、…あ、お」
「はは、可愛いこと言ってくれんじゃん」
ペロリ、と唇を舐められて恥ずかしくなる。蒼の首もとに顔を埋め、擦り付けると、ははっと笑われた。
「うー…」
「はいはい、拗ねんなって」
「…だ、って」
「今度パフェ奢ってやるから、な?」
「ん…!」
パフェ、と聞いて目がキラキラと輝いた涙を愛しそうに見つめる蒼。
「俺も、涙のこと大好きだよ」
泣き虫わんこな涙には、平凡だけど中身非凡な蒼が必要で、またその反対も必要なのでした。
可愛い、泣き虫 end .
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