皇子サマといっしょ。

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   「ハンバーグ、気に入って良  かったな?」   店を出てから、当てもなく  肩を並べて歩いていた。   ハルカは無表情から機嫌が  良いことを読み取って話しか  けてきた。  「お前の方が嬉しそうだが?」   気のせいではないだろう。  ハルカも機嫌が良いように見  える。  「へへっ」   すると頬をほんのり赤くし  て、言いにくいのか足元に視  線を落とす……  「俺が好きな物を、好きな奴  に気に入ってもらえたら、そ  りゃ嬉しいだろ」   その恥ずかしそうな横顔と、  その台詞は反則だ。可愛い過  ぎる。
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