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そんなことを考えてとぼとぼ歩いていると、いつの間にか駅についていた。
車は多かったが、駅のホームはかなりガランとしていてやけに寂しい。
『間もなく電車が入ります。危険ですので黄色い線の内側へお下がりください』
アナウンスが入り、私はその言葉通り少し下がった。
すると、ポケットに入れていた携帯が鳴った。
表示されているメアドは見覚えがない。
「……?誰、このメアド」
アプリの返信かと思って開いてみるが。
「……何これ?暗号?それともチェンメールの
文字ばけとか?」
数字とわけのわからない英語がずらりと、並ぶ画面に目を凝らしながら見つめる。
どう見ても読めない。
これは下手に手をつけると詐欺やらなんかに捕まるかも?
気にするものじゃないしすぐに携帯をしまった。
すると、階段付近からざわめき声が聞こえてきた。
……なんだろう。もしやイケメン俳優とか!?
なんてそんなことはないのに期待しちゃう。
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