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朝ご飯は食べたあの後、山崎君が来て土方君と沖田くんを連れて何処かへ行ってしまった。どうやら、指名手配犯の桂を見つけたらしい。
「みんなも頑張るんだから私も頑張って書類を終わらせなくちゃ…!」
多分今日、その指名手配犯である桂とその外の攘夷浪士を捕まえに行くはず。本当は折角の晴れ舞台だからみんなで出陣したいけど、現実はそうもいかず。何人か残って、屯所で待機をしなくてはならないのだ。それが私と、その他数名。しょうがない事だけど、ちょっとみんなが羨ましいなぁって思うときもある。
コンコン
「山崎です」
「はい、どうぞ」
「失礼します」
襖を静かに開けて入ってきたのは観察方の山崎君だった。
「桂の拠点をおさえました。今日、そこへ攻めるつもりです。山南さんは取り調べの準備をお願いします。」
「わかりました」
「では失礼しました」
そう言うと山崎君は出て行った。やっぱり今日なんだ。みんな怪我がないと良いんだけど。
私はそう願うと、自分の仕事に戻るのだった
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