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何だろう…この心地よさ…身体中が包み込まれる、この感じ…
「おーい」
今まで感じた事無い程の気持ち良さ…お値段以上な家具屋の展示場に並ぶベッドなんか比べ物にならないな…
「おーい!」
あぁ…このまま眠り続けたい……
「起きねえと永遠の眠りに就かせてやる」
ガバッ!
「鉄 護、只今起きましたー!」
「よろしい」
突然耳に届いたおぞましい声と言葉により反射的に上体を起き上がらせた俺は、目の前に居た奴と目が合い…
「…え~と、それは何のコスプレだ?」
何か…髪が全部青くて、やけに神々しい衣服に身を包んだ、俺と同い年っぽい奴なんだが…
「コスプレじゃねえ!!こういうモンなんだよバカタレ!」
バカタレって言われた…見ず知らずの痛い人に…
「だからコレはデフォだっつってんだろバカタレが!!」
「ッ!二度も言った!!親父にも言われた事無いのに!!」
「ネタに走んな!!グダるだろ絶対!!ええい、やめだやめ!」
閑話休題
「…以上が、お前さんが転生の許可を得られた理由だ」
「…パードゥン?」
「てめえがガキ庇って死んだからお情けで転生してやるってんだ!!わかったか!?」
「痛い痛い痛い痛い!!耳引っ張らないで耳元で叫ばないで!!」
つまり状況を整理しよう…(キリッ
俺はあの交差点で子供を庇って死んだ為、神さんが「仕方ないね♂」って感じで俺を「マジックカード、死☆者☆転☆生!」してくれるって話だ
しかも転生先は、目の前に居る自称神の端くれ(これ重要)であるエン…エン何とかさんが何とかすると言うので、まもるはまもるは不安になってみたり
「おいちゃんと自己紹介したろ!?エン何とかって何だよ!?エンドだよエンド!!てか自称神の端くれが重要ってどういう意味だよ!?しかも何が不安なんだよオイ!?そもそも最後が某電磁砲の打ち止めじゃねえかぁぁぁーーー!!!」
「うるさいなぁ、何勝手に他人の心ン中読んじゃってるわけ?」
「てめえが自重しねえからだよぉぉぉぉぉぉッ!!!」
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