プロローグ

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?「ちっ、あのバカ野郎……」 少年は弱気な少年を追って行った。 しばらく走ると血の臭いがしてきた。少年は焦りながら臭いがしる方に走って行った。 ?「…………………何だよ、これ……」 少年が見たものそれは、今まで自分達を追いかけてきた犬達の死体だった。その犬達は力で無理やりネジ切られたような死に方だった。 ?「……………………はっ、そうだ。あいつはどこだ?」 辺りを見回すが見当たらない。 こっちに来てないのかなと思っていたら、どこからか何かを咀嚼するような音が聞こえてくる。 少年は恐る恐る音のなる方へ行って見るとそこには……… 鬼がいた。 頭に二本の角を生やし、顔は出会う人々に恐怖と絶望を与えるほどの形相。体長は、優に5メートルを越えており、腕は丸太の様に太い。 そいつはその場に座り、何かを食べていた。最初はあの黒い犬かと思ったが、やたらと小さい。まるで幼い子供のような………… そこで少年は気づいてしまった。その鬼の足元にあの弱気な少年の頭を……… ?「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
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