✨第二章✨秘書はひしょひしょなんて話さない。

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 「ちょっと!」 学校に登校して来たら急に呼び止められた。 「はい??」 伊集院先輩だ。何時もどうり怒りに満ちた表情である。 「貴方、秘書の仕事が有るんだから教室よりまず生徒会室でしょ!!」 耳を引っ張って大きな声で言われた。耳がキーンとする… 「…はぁ」 「何よ、そのふぬけた返事は!?」 「…すみません」 ………… 「ま、良いわ。早く来なさい!」 こうして、伊集院先輩に引きずられ、生徒会室に到着した。 「おはよう!梨美ちゃん。」 「おはようございます…龍子君」 にこにこと挨拶する龍子に梨美は礼儀正しく挨拶した。 「違うでしょ~会長様でしょ?」 ミシッ 「ふざけるのも大概にしろ!」 荘太郎君はグーで殴ったのだ。 「酷~い荘ちゃん!殴る事ないじゃない!!」 龍子は両手をグーにして口元におき、涙目で抗議している。声は裏声だろうか。ちょっと高い…いわゆるぶりっこだ。 「黙れ!気色悪い!!」 今にも喧嘩が始まりそうだ。 「あ…荘太郎君おはようございます」 とりあえず、挨拶は大事だ。 「おはよう。梨美ちゃん、こいつの言うことは聞かなくて良いから。」 「えぇっ!専属秘書に何言っちゃってんのよ!荘ちゃんのアホ!!」
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