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「すいません、この庭園の花を使って、クラスのみんなに贈るブーケを作りたいんですけど……ダメですか?…」
私は園長らしい人にお願いした
すると…
「君は知っているのかね?…」
「えっ!?…」
「いや…何でもない…学生さんと言うことは…もうすぐ卒業かね?」
「はい、そうです…」
「実は今、世界各国のガーデンで大きなブーケを作っている最中なんだよ。もう少しで完成なんだが…手伝ってくれるかね?勿論、君のも手伝うよ」
「はい!お願いします!」
少し話が長引いたせいか、ヨシ君が事務所に入ってきた
「あの…コイツの連れで武沢義文って言います。(多香子どうだった?ダメだって?)」
「(ううん!オッケー!)二人で手伝います!」
「お連れさんもいたのかね。実は諦めかけていたんだが、これで大丈夫だな!」
僕らは園長に連れられ、庭園の真ん中に作られている大きなブーケの場所へ案内された
その後ろ姿は
あの男によく似ていた…
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