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カノンノがオリジネイトフォースを出た時。実際にいく宛が無かった。
ともかくここから離れなければと思った。
来る日も来る日も、カノンノは歩く。
しかし空腹と疲労で力尽き、倒れた。
目を覚ますと、そこはアンリマユの隠れ家『アヴェスタ』の一室だった。
彼らは言った。
自分たちはこの世界を延命させる為の駒にすぎない。
この世界が消えなければ自らの世界に帰れず那由他の転生を繰り返し、己の世界へは帰れない。
その為には守護者ではなく破壊者の力が必要だと。
彼らは知っていた。
倒されるだけの破壊者が守護者に唯一対抗でき、世界に謀反を起こせる方法を。
カノンノ「んで、破壊者の六つの思念とかいうのは見つけれたの?」
ソル「ひとつだが発見した。幸いここから近い。」
カノンノ「そう。」
これが彼らの言う唯一の方法。
この世界は六回繰り返され、今は七回目。それまでにブレイカーは六回死んでいった。
その思念からブレイカーの力をすべて集め、ブレイカーの力を完全なものとすれば、絶対的な破壊者であるカノンノを止めることは守護者ですら不可能だと言う。
カノンノは彼らの願い。すなわち、世界樹と世界を消す事と引き換えに、思念が収められているという六つの封印の情報をもらうという契約を結んだのだ。
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