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アヴェスタの裏庭
オーシャンビューの西側の反対、南側の正面を挟んだ東側は墓地が広がっている。
実際には墓地と呼んでいるだけだが、それが広がっている。
墓標の代わりに剣や石が墓標のように並び、大地は原野が広がる。
その一つに大きな岩があった。
とても大きな岩。
それは黒く輝き、墓地を見張るかのように鎮座する。
カノンノ達はそこに来ていた。
ソル「ここだ。」
カノンノ「近いどころの騒ぎじゃなかった…」
カノンノがその石に手を触れると…
バチッ!
白い火花が散る。
間違いない。とても古く、寂れているものの…
「ディセンターの封印…」
この感じ、あの時以来だ。
カノンノ「下がって…」
背中にある大剣を抜き、目をつむる。
私の剣に…ブレイカーの力を込めて…
ゆっくりと息を吸い、そして目を見開く!
カノンノ「放つ!!」
カノンノの剣は黒い光を纏い、巨大な剣に変化し、石をなぎ払った!!
と同時に目の前の風景にヒビが入り、目の前には黒い穴が空いた。
闇を吸い込むような。真っ黒な横穴。
プレイ「これは…!?」
一同は目を見開くもカノンノは冷静に、
カノンノ「私は破壊者よ。封印を空間ごと破壊し、繋げるなんて簡単よ。」
ここ数ヶ月、カノンノは一人で生きてきた。
修羅場も何度も遭遇してきた。
その中でブレイカーの力をコントロールできるようになったのだ。
イスラ「こりゃ、世界を破壊することも確かにできそうだ」
一同は横穴に次々と入って行く。
カノンノも皆に続き、入って行った。
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