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気味悪そうな顔でこちらを見る目
まぁ仕方がない
ガチでのびるし目は見えないし
でも突っ返される原因はそれだけじゃないんだけど
小森「…」
「あの~まさかまたあれもいったんじゃないでしょうね?
また、あそこにいる人にはいいんですか?とか、窓から人が飛び降りてるとか~?」
小森「ギクリ…」
「あっいまギクリっつたな?
おいこら?いい加減にしろよ?あ゛ぁ?」
もうチンピラまるだしの態度でだらだらと机に足を乗せ後ろへふんぞり返る鬼
どうしてこんなやつが職につけて俺がつけないのか
おい上司ここのやつ躾したのかよ
「この会社を制圧するのに半年かからなかったからな」
小森「もうあんた帰れよ、魔界に」
そして王座にふんぞり返ってくれ
永遠に
「お前よ~解ってんだろ?お前が見えてるもんは!!周りに見えねぇし聞こえねぇ
するってぇとてめぇはただの見えない場所をじっと見たりあまつさえそこで独り言を喋ってたりするアブねぇ奴にしかみえねんだよ」
あんたはただの怖い仕事の人にしか見えんがな
小森「…解ってますよ
ただ、見分けつかんような見た目してんですもん間違えますって」
「たりめぇだろ!!あっちは死んだってこと解ってねんだから
なのにどうして幽霊みたくなれんだよ生きてる頃と全く同じ行動する意外何があるんだよ」
小森「だからって~」
この会話でお分かり頂けただろうか…?
そう小森こと俺には霊感がある
それはもう病気といっていいくらい
普通に会話できるし触れるし
これのお陰で就職先では引かれまくり
果てには隠蔽してた職員の苛めの末の自殺なんかも知っちゃったりして鼻つまみもの
自分に近寄る奴なんて宗教がらみのうさんくさ~い連中くらいだ
んで
目の前のこいつはなんと見た目に反して住職の息子だったりする
それを知ったとき
嗚呼…ガチで神も仏もないんだなって思ってしまった
でもま、いろいろ心霊関係や今の就職先をなんやかんやで助けてくれるから悪友という奴だ
多分な…
「まぁいい…そんな社会不適合者のお前にとっておきの就職先を教えてやろう
いままでのやつなんかより確実にお前はやっていける」
小森「えっ!?マジで?
そんなとここの世にあったのか!?」
そこは天国か!?
「あぁ…俺様が直々に頼んどいた
今すぐここへ行け」
そして悪魔は俺に地獄いきの切符を渡したのだ
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