ザマァ(^Д^)m9

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カツーン、カツーン、カツーン… 小森の足の音のみが反響していく廊下 さっきまでの勢いは何だったのか萎びたキノコのように生気がない あっあそこじゃないですよ あそこはポークビッ… 小森「やかましい!!」 なにもない場所に叫ぶこいつはさながらこいつ自身が不審者じゃね?といいたくなる 小森「…なんなんだよもう本当、帰ろう もう金とかどうでもいいし よし帰ろう いつ帰るの?今で… ガタンッ!! しょぉぉぉぉっ!?」 クスクスクス 小森「うっせ笑うな!! 誰だって一人のときに急に物音したらビビる…ってあれ?なんで笑い声が…」 クスクスクス… 小森「ちょっ…やめろよ… 誰かいんだろ…?やめろよ悪ふざけは…うっ…うわぁぁぁっ!!もっ本当、帰る帰るぅぅぅ!!」 廊下の真ん中に縮こまり あぁなんて情けないことか 「クスクスクス…おじちゃん面白~い」 小森「わぁぁぁっ!?でたぁぁ!!」 小さな子供の笑い声が聞こえて飛び上がりながら叫ぶ 小森「悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散んんんっ!!」 とりあえず、頭に浮かぶ言葉を声にして叫ぶが それをやって幽霊がきえるかどうかと問われれば答えはNOだろう 「おじちゃん、おじちゃん」 小森「話しかけるなぁっ!!あっちいけ!!」 「ふぇっ!?」 小森「悪霊退散悪霊退散悪霊退散南無阿弥陀仏…ん?」 必死によくわからないものを唱えていると泣き声に気づいた その泣き声は言わずもがな女の子のもので 涙を目にたくさん貯めながらしかし納めきれない涙が大粒となって頬を伝い落ちる 床に小さな水溜まりを作った 小森「えっ!?ちょっ…な、なんで…」 「おじちゃん、あっちいけ……いったぁ…グスグス…ハナ…ヒック…なんも…してないの…ヒック…にぃぃぃっ!!うわぁぁぁん!!」 小森「え…ちょっ… ご……めんなさい?」 「びえぇえぇぇえぇぇ!!」 キーン 強力な超音波のような泣き声に小森は耳を塞ぐが気休めにしかならない 仕方がなくポケットをまさぐればこの状況を打開するものがあった 小森「……っ!!ご、ごめん謝るから!!本当、これやるから泣きやめっ!!」 ―コロン それは可愛らしい白と桃色のストライプ柄の紙に包まれた 何故か大坂のオバチャンはバッグに常備している魔法のアイテム そう、それは ―あ め ちゃ ん DA☆ まぁつまりは誤魔化しっすよ誤魔化し
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