14人が本棚に入れています
本棚に追加
「げっ!?尾田教頭からだ!
(・・・でたくねぇー)・・・もしもし、天月です。
あはは(汗)いい天気ですね教頭!」
「・・・そんなボケはいらないのだよ。天月君よぉ、今日は合格発表の日なのだ。…この意味は分かるかい?」
そうこの学園では、全寮制のためいろいろな手続きを必要とするのだ。だから、寮の管理者であるこの男も必要なわけで・・・
要するに、遅刻をするということは・・・
「天月君、減給されたくなければ速く来なさい。」
「はい!!」
こうして、天月 椋 の日常は始まっていくのだ。
まぁ、遅刻はめったにないのだが(笑)
(今年はどんな奴が来るんだろうか?・・・楽しみになってきた)
そう天月は、心の中でこぼしていた。
しかし、心の中で想ったことは顔に表れていた。
見惚れてしまいそうな、妖艶な笑みをうかべながら・・・
「うわぁっ!遅れてしまうっ、俺の給料が!?」
…まったく台無しである。
最初のコメントを投稿しよう!