招待状Ⅰ 第1 始まり

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「~~♪~♪」 大樹の上で金髪の少女が音を奏でる それに、歌詞は無く ただ、音を奏でる。 その少女は長い髪をツインテールにており。 まだ、あどけなさが残る。 そして、両目は朱と翠のオッドアイ 「新しい曲かい?」 少女の肩にヒョコッと飛び乗り座ったモノが喋り掛ける。 耳が長く垂れており 猫のような体に白い毛並み 目と体にある模様は赤く 額の宝石のようなものは、淡い蒼色 そして悠長に喋るよくわからない生き物。 「うん… ヒューはどうしたんですか?」 奏でるのを止め質問に答える少女。 「シズク 君へ手紙だよ。落ちていたんだ。」 ヒューと呼ばれた生物がどこに持っていたのか 両耳を器用に使い 間に挟んだ手紙を見せる。 「器用ですね。」 見慣れているのか、その光景に驚いた感じはなく 手紙を受け取る。 少女 優月 雫はその手紙を開け中をみる。 中には黒い指輪と 二枚の紙 一枚目には文字が書いており 二枚目は白紙 「指輪と手紙かい?」 「みたいですね。」 雫とヒューは、取りあえず内容を見ることにした。
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