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その後、ホームルームが始まるまでギャーギャーイケメン争奪戦を繰り広げるのだった…マジうぜぇ……
そして授業中――――
「えー、この公式を、えー…」
ただ今絶賛睡魔と格闘中。この数学教師(62歳独身この道30年)は“えー”を多用する、授業中に80回“えー”が出てくるとスーパー数学タイムとなる(俺が勝手に決めた)
ピピピピピピピピピピピピピピ!!
と授業中にもかかわらず鳴り響く電子音。普通なら携帯の電源を切ってない生徒に注意が行くところだろうが、これは違う。
「先生!!」
「はい、陽ノ本君いいですよ行きなさい。」
と短く教師と言葉を交わして教室から出ていく光輝。決してさぼりではない、あいつは任務に行ったのだ。
この国立セント・ロウ学園は公的正義のヒーロー育成機関だ。その大部分は卒業後【セイント・ロウ】の構成員となる(もちろんその他の就職先もある)そして、その大半は事務員や研究員となる、前線に出て戦うヒーローになるのは極々一部だ。
そして、光輝はその極々一部の一人だ。セント・ロウ学園が誇るシステム【セイント・ロウ】の傘下となるヒーロー部隊“ジャスティスレンジャー”の一人なのだ。奴はこの学園卒業後に確実にこの日本を守るヒーローとなるだろう。ちなみに色はシルバー“ジャスティスシルバー”だ、他はレッドとブルーとイエローとピンクだ。
何で六人目的ポジションのシルバーが五人の内に入ってるのかと言う突っ込みならとっくに俺がやっているので残念だったな!!
そんな訳で、あいつはこの学園が誇るエリート中のエリート“ジャスティスレンジャー”として悪の組織と戦いに行ったのだ。
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