~それじゃ…

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隠すならもっと上手く隠しなよ、下手すぎて君には呆れるよ それに、君は笑顔が似合うんだから(絶対に君には言わないけど)笑えば良いのに今の君は凄く不細工だよ。 「僕はもう…すぐ消…えるっ…て」 「そんなこと無いっ!! 私がっ…私が許さないっ!!」 そんなこと知らないよ。 なんで君なんかの許可を取らなきゃいけないんだよ。 僕は断固拒否する。 てゆうか、いい加減やめなよ つか、諦めなよ…いくら君が海神の力を受け継いでいても、あの狂った主神から受けた傷は治らないのにね 君に学習能力ってある? 「お願いっ!! 治って!! お願いだからっ!!」 無いみたいだね それにしても、君もあいつ等も相当変わり者だよね。 僕みたいな最低最悪の王に最後まで着いてくるんなんてね。 しかも、馬鹿らしいことに助けようとまでしてるし… どうでもいい事だけど御世辞にも僕に王としての器が在るとは言えない。 使えないやつ、殺すから、とか切る捨てるよ、とか言うのは日常茶飯事。 普通に考えてみれば此処は泣いて喜ぶ所なのに… 「ね…ぇ笑いな…よ、やっと君たち…は、自…由になれる…んだ…よ…」 「そんなこと言わないでよ!」 五月蝿いな…いきなり大声出さないでよ 一応僕超重症人だからね? お腹に大穴開いて、右足がもげそうなんだよ? 「―――ないでっ!! ―――シ―ァ―!!」 なんか眠くなってきたし、さっきまで身体中に感じていた激痛も感じなくなってきたし、ホントにヤバイのかもう、シスイの声も殆ど聞こえなくなってきている
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