大樹

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おじいちゃん、行ってきます。 お母さん、おばあちゃん、心配しないでください。 隼人、いい子にしてるんだよ? 私は大きな木に触れた。 まぶしいほどの光に包まれた。 そして、次に目を覚ました時には見慣れない風景があった。 ここが… ここが京… 舗装されていない道。 そして、私の着ている物もすべて違った。 真っ黒な忍装束みたいなものを着ていた。 あっちにいたときの記憶も残っている。 ただ、こっちの記憶が一切といっていいほどない。 とりあえず、巻物に書いていたことをやってみるしかないか…
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