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「虎、ですか…?撫でてもいいですか?」
「はい。大丈夫だと思います。」
琥珀のことはまだよくわからないけど、無暗に何かをするような虎ではないと思う。
殺意があるようにも見えないし、この人。
「沖田組長!」
「大丈夫だよ。この人たちには殺意がない。」
私と同じことを考えていた。
そのことに驚きを感じていた。
男の人は恐る恐る琥珀に触れた。
「グルル…」
琥珀は気持ちよさそうに目を細めた。
虎はネコ科だって聞いていたけど…
本当にこの姿を見ていたらネコに見える。
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