954人が本棚に入れています
本棚に追加
「琥珀、新撰組のいる場所わかる?」
私は琥珀を撫でながら話しかけた。
「グルル…」
琥珀は今まで歩いていた道を引き返すように歩き始めた。
どこにいるかわかるんだ…
私はそのまま、琥珀の後ろを歩いていった。
琥珀は時々私がついてきているか後ろを振り返り確認している。
私はその度、笑ってみせた。
ただ、現代とは違い、舗装されていない道を長時間歩き続けるのは正直辛い。
そして、着いた時にはもう日が暮れていた。
最初のコメントを投稿しよう!