患者様は神様です？

診療拒否ではありません

『うちの子の歯が~!』
と行きなり電話口での絶叫
「どうされました？事故ですか？すぐこれますか？」
慌てぶりからお子さまの事故と想定
すぐ来ていただいて対応力せねば！
「大丈夫ですか？お名前だけいただけますか？場所わかりますか？」
『Ｍ田です』
ん？Ｍ田さんち小さい子いたかな？あっ遊びに来てとかかな？
「Ｍ田さんすぐいらして下さい」
『お風呂に入れてないんだけどいい？』
風呂？緊急事態でないの？
よく聞いた方がいいのかな？
「痛がってますか？どんな状況ですか？」
『玩具で遊んでたら欠けたみたいなの』
「何時ごろこれますか？あっお子さまの年齢とお名前もフルネームで頂けますか？準備して待ってますので」
『Ｍ田ぷりん五歳です』
ぷりん？女の子で五歳かな？お孫さん？
『犬種はチワワです』
チワワ？チワワってお犬さま？
「Ｍ田さん、ぷりんちゃんはうちでは拝見できません」

『なんで？犬だから診ないって言うの？診療拒否するのね！』
あの…うちはあくまで人の歯専門で衛生上動物厳禁ですし…それは獣医師にかかるべきでないかと思うんですけど
「拒否ではなくうちは人間しか診れないんですよ」
『家族なのに！!!うちの子はとっても大人しいのよ！』
なんでそこで頑張るんですか
普通に考えてもらえばわかりそうなんですが
きりがないので無理なことをもう一度ご説明の上電話を切らせていただきましたが…

後日お役所の医療のクレームの係の方からお電話いただきました
クレーム入れられたそうで。
お犬さまであることを説明しました
お願いしますＭ田さん
獣医さんへ行ってください