はじまりの季節

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「………と……ゆうと……」 バカの声が聞こえるけど、これは夢か 「悠斗、起きろぉぉぉぉぉ!!!」 バカの声が一段と強まった瞬間俺の腹部に痛みが走った。 「ゴフっっ!!!  て、てめー何すんだよ!!」 「お♪起きたか?」 「お♪起きたか?じゃねーよ!! 危うく永遠の眠りにつくとこだったわ」 「大丈夫、大丈夫。悠斗は不死身だから♪」 「んなわけあるか! てか、もっと普通に起こせよ」 「だって、悠斗普通に起こしても起きないじゃん。それに面白くないし♪」 「面白さいらねーだろ」 「そんなことより準備しなって。今日は入学式なんだから」 「そうだな! でもその前に、、、」 「ぶべらっっっ!!!」 バカの鳩尾に一発食らわしてやった。 (それにしても、朝からこいつは元気だよなぁ、全く。) そして、準備もでき、今日から俺たちが通う御風高校に向けて家を出た。
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