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青い空!白い雲!今日から中2になるんだ!という朝からハイテンションで学校に向かう私。
クラス替えも楽しみということもあり朝5時起きしたというのは口が裂けても誰にも言えないだろう。
「歩いて10分もしない内についちゃったー」
私の通っている白桜中学校は伝統ある学校。
建前がボロいけど歴史を感じさせると言っておく。
そんなことを思いながら今までの1年の教室に入っていく。
「あ、柚莉おは!」
あいさつしてくれたのは田中 修司(たなか しゅうじ)。
小学校の頃からの付き合い。
「おはよー」
と軽くあいさつをして席に戻る。
「柚莉さん、おはようございます。」
隣から聞こえてきたのは同じ班の鎌形 太一(かまがた たいち)の声だった。
「かま、おはよ。クラス替えだねー」
「そうですね、柚莉さんと離れるとなると寂しいです。」
「あははー…」
呆れながら言葉を返す。
かまは不思議な事に私になついているらしい…。
「みんなー、今すぐ並んで体育館いくぞ」
先生の一言で廊下に並ぶクラスの皆。
ならび終わり、体育館に行った。
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