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ーPlululululu……
「………もう、誰だよこんな時間に………」
渋々電話に出ようと、画面に目をやる。
画面に表示されてたのは、愛しい君の名前。
それだけで、何か嬉しい。
こんな時間に電話がかかってきたことはなかったから。
「もしもし。」
『……………グスッ………。』
えっ!?泣いてる??
「大丈夫か?」
冷静を装うけど、内心ドキドキ。…俺、何かしたかなぁ……。
『悠、あのね………グスッ……」
『怖い夢、見たの………』
その言葉に、死ぬ程ホッとして、君の事がとんでもなく愛しくなったのは言うまでもない。
…なのに。
『もう大丈夫!ありがと!』とか言う。
「分かった。じゃあとりあえず…
今から行くわ。」
真夜中。君に会うために走る。
君は、どんな顔をする?
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