文化祭2日目は俺の為に存在している。

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ゆうちゃんお手製のたまごがゆをペロリと完食した桂馬は再びベッドへと寝転んだ。 桂馬は先程からずっとケホケホと辛そうに咳をしている。 普段あれだけうるさ…ゲフンゲフン。あれだけ元気な分、弱っているのを見るとなんだかこちらがソワソワとしてしまう。 「桂馬ー…大丈夫か?辛いか?喉乾いてないか?なんか欲しいもんないか?あ、薬飲まなきゃだな。薬飲むときは水かいいか?お茶がいいか?身体おこせるか?」 「ゲホッ。ちょいちょいwwwwゆーちゃん落ち着いてwwそんなに心配しなくて大丈夫だぜwwwwwこんな質問攻めされたの俺っち初めてw」 桂馬が咳混じりにケラケラと笑いながら話す。 こう見えて心配性なんじゃいwww 「そんなことより、ユウそろそろ出ないと遅刻するぞww」 そういわれ時計を見ると、集合時間の15分前だった。 「もうこんな時間か!ごめんな、桂馬。俺、文化祭実行委員だから休めなくて…。一人で大丈夫か?一人があれなら保健室いって休んどくか?熱冷ましますシート変えとくか?あ、トイレ大丈夫か?一人で歩くの辛いだろ?一緒にいくか?そういえば汗かいてないか?着替えるか?あ、枕元に汗拭くタオルおいといた方がいいか?あと…「ストップストップwww止まらないユウの質問攻めww俺は大丈夫だから早くいってこいwww」 話を途中で遮られ、ポンと軽く押される。 桂馬も心配だが、早く学校に行かなければ遅れてしまう。 それに俺がいたら桂馬も落ち着いて休めないだろう。 「じゃあいってくるな。なんかあったらすぐ連絡しろよ!」 「あいよwwいってらっしゃいw」 .
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