開戦前夜

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高校2年生の6月。 高校生活にも新しいクラスにも慣れ、連日続く雨と高い湿度も相まって毎日をだるーく過ごしている今日この頃。 今日もほぼ義務化された学業という名の束縛から解放され、さぁ家に帰ろうと荷物をまとめていると。 「よぉ、友絋!(ともひろ)突然だけど明日空いてるか?」 と、隣のクラスからわざわざ誘いをかけに来たのは中学から同じだった矢田千尋(やた ちひろ)
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