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「………トモ。」
「おぉ、螢……!?」
そこに居たのは多少不安げな顔をした螢だった。………が。
「なんで迷彩服?」
「トモだって。」
頭にハテナを浮かべつつ自負を見回すと……。
「ホントだ………。」
迷彩服だった。
しかも、陸上自衛隊の迷彩服2型…。
なんでいきなり……?
さっきのような文字は浮かんでこない。
「あ、トモ……。」
「ん?奏太か!」
そしてそれから実梨、千尋、明希さんと、皆おっかなびっくりという表情でEARWMから出てくる。
見ると、他のEARWMからも知らない顔が同じような表情を浮かべて出てくる。
「一体これからどーすりゃ良いんだ……?」
千尋が珍しくシリアスな顔で考え込む。
が、スグに。
ポーン
電子音がする。
すると、当たり前というように。
「あー、あー、マイクテストー。………よし。………えっ?これもう入ってんの?」
どこからか素っ頓狂な声がする。
若い女性のようだが……。
「はーい、皆さん取り敢えずチュートリアルやるんで外に出てきて下さいなー。」
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