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何もない、ただ真っ暗で広い部屋に一人男は不気味な笑みを浮かばせていた。
「やっと、やっと完成した!!この日をどれ程待ったか…これで夢の世界に行ける…。」
その男の前には、床に血で描かれた魔方陣の上に大量の人間の死体があった。
両手両足を千切られて、首は半分抉られ中から臓器がとびたした死体。
背中かから曲がり腹が裂け、そこから臓器が飛び出した死体。
死体死体死体死体死体
どんな風にしたらこのような残酷な死体が出来上がるのかも分からないような死体が山ほど積み上げられていた。
男は何故こんな事をしているのか。
それには、ある一つの本が関係していた。
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