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しかし、最悪の予想は、現実となってしまった。
「……おい、ウソだろ?」
『……』
「…なわけねーよ…アスカリーダーだぞ…?
女子風呂に特攻して、女性職員全員にボコられて平気なアスカリーダーだぜ…?
単機で、単機で怪獣を倒したことがあるアスカリーダーだぜ?
海の真ん中に墜落した後、『おーい』って言いながら必ず戻ってくるアスカリーダーだぜ!?」
『……残念ですが、』
「―――ふざけんじゃねーよッ!!!」
ガン、とかぶっていたヘルメットをキャノピーに叩きつけるリュウ。
「なんでだよ!? なんで、なんでアスカリーダーが死んじまったんだよ!?!」
まるで聞き分けの無い子供のように、絶叫し、辺り構わず殴りつけるリュウ。
「ちくしょォォォォォォォォォォォォ――――――ッッッ!!」
ガン、と正面の機器に頭を打ち当て、嗚咽を漏らし始めるリュウ
「う…う…うわぁぁぁぁぁぁぁ! あぁぁぁ―――――っ!」
『……』
その隣にいて黙って見ていたホリィも、事実を告げたアイリスも、ただ、黙って見ているしかなかった。
「リーダー…!! アスカリーダ――――――――――ッッ!!!」
***
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