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「む、起きたようだな! 偉いぞコウガ君!」
………まぁ、さて。
とりあえず、俺は冷蔵庫からあるものを出す。
…昨日からイースト菌を発行させて、ふっくらとしたパンの元…!
これを、オーブンに入れて、12分。
「コウガ君!? 聞こえているのだろう? 返事くらいしたまえ!」
…これが至福の時間だ…だんだんと焼けてくるいい匂いが…
「コウガくーんッッ! 聞こえているのだろーッ!?」
至福の……
プツッ
「はいはい…はいはい…!」
俺は、気が付けば地下室のドアを開け、さらにその隣の隠しスペースに行く。
「うるせーッ!
俺の至福の時間を邪魔するんじゃねぇぇぇぇッ!」
そして、そこにいる「ヤツ」に怒鳴り込んだ。
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