プロローグ

5/11
前へ
/313ページ
次へ
「む、起きたようだな! 偉いぞコウガ君!」  ………まぁ、さて。  とりあえず、俺は冷蔵庫からあるものを出す。  …昨日からイースト菌を発行させて、ふっくらとしたパンの元…!  これを、オーブンに入れて、12分。 「コウガ君!? 聞こえているのだろう? 返事くらいしたまえ!」  …これが至福の時間だ…だんだんと焼けてくるいい匂いが… 「コウガくーんッッ! 聞こえているのだろーッ!?」  至福の……  プツッ 「はいはい…はいはい…!」  俺は、気が付けば地下室のドアを開け、さらにその隣の隠しスペースに行く。 「うるせーッ!  俺の至福の時間を邪魔するんじゃねぇぇぇぇッ!」  そして、そこにいる「ヤツ」に怒鳴り込んだ。
/313ページ

最初のコメントを投稿しよう!

18人が本棚に入れています
本棚に追加