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ケータイのボタンを押して着信履歴を見た、すると非通知になっていた。何だったんだろうか
「どうしたの、お姉ちゃん?」
私は妹と学校に向かってる最中にケータイから電話が鳴って、電話を出たのだが非通知ってどういう事なのだろう
「お姉ちゃん大丈夫?」
妹が心配して私の方を視ている、私は我に返る
[あっ、学校に急がなきゃ!行くよ夏々?]
「うん!」
非通知設定にした訳でも無いのに一体誰が電話をしてきたんだろう、私は疑問に思いながら学校へと急いだ。しかし学校へ着いたが、花梨と花香の姿が無い
(あれっ、二人が居ない……?)
「お姉ちゃん、あれ。何かな?」
夏々が上級学年の教室がある窓を指差す
[どうしたの夏々、あっ……人影がある!]
見回りをしている警備員さんか。其れににしては、暗くてよく見えない。警備員なら懐中電灯を持ってる筈だが、その人影には懐中電灯を持っている様子がない。私は人影をよく視てみた、すると人影が消えた
[今のは一体?]
同時、トントンっと誰かが彩夏の肩を叩く
[誰……?]
私は恐る恐る後ろを振り向いた、すると二人の人影が見える。花梨と花香だった、私は思わず叫び声をあげた
「わっ、何どうしたの彩夏?」
「あれっ?花梨と花香だー。遅いよ、二人共!」
二人同時、互いに眼を見開く彩夏に双子
「「ごめんね、夏々!」」
二人は声を揃え、謝る。何だ、花梨と花香かと私は苦笑いを浮かべた
「ねぇ、誰か他にも来てるの?」
が、突然花香が可笑しな事を言い出す
[花香、何言ってるの。学校に来てるの私達だけだよ?]
私は花香の言葉に驚愕を隠せない
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