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そんな事を考えながらクラス委員の仕事をしている私の後ろから真田君の声が聞こえた...。
声のした方に顔を向けると真田君が疲れてる様な顔で立っていた...。
そんな真田君に「大丈夫...?」と聞いた...。
すると「太田さんこそ大丈夫?」と真田君に聞き返された...。
その質問に「私なら平気...」なんて″平気じゃないのに″涼とのやり取りで癖になってしまってる″強がり″を真田君に向かって言ってしまった...。
その言葉を聞いた真田君は小さな声で「嘘...」と呟いて私の顔を見つめた...。
そして――...
「″私なら平気...″って言ったあとに目を少し伏せたでしょ」と言って、
そのあと「君は嘘をついたとき必ず目を伏せるんだよ、知ってた?」なんて私に言う真田君...。
それを聞いて私は少しの間、何も言えず...
そして、少し驚いたあと小さい頃のある出来事を思い出していた...。
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