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そんな生活に慣れて来た頃…。
寮の外で車の爆音。
クラクションがうるさい。
窓から顔を出すと…
元彼(;゚Д゚i|!)
近所迷惑だから…
走って下に降りた。
助手席の窓があいて。
「何時帰ってくる?お母がお前が帰ってくるの待っとる」
「はぁ?てか、私達別れたでしょ」
「そっか…」
それから、数回。
時々、元彼がやって来る。
爆音で…。
だから近所迷惑だから…。
9回目の夜…。
流石に、うるさいし…
来ないで欲しいって頼んだら、土下座された 。
「へっ?」
驚き過ぎて出た言葉がこれ…。
まぁ、彼なりの口説き方なのか…
。
流石に、男の土下座を見たのは初めてで…
よっぽどの覚悟かな…
とか思って…
彼の自宅で暮らす事にした。
ママは、嬉しそうに…
「おかえり」
って、出迎えてくれた。
嬉しかった。
私の居場所が出来た気がした。
ここに居てもいいんだ…。
って思った。
数ヶ月後…
嫌々ながらも、私の親に挨拶へ…
母親は、猛反対。
「尊敬も出来ない様な相手と結婚して…絶対、幸せにはなれん。
不幸になるのは、わかっとる。」
でも、最終的には、2人の気持ち次第って事で。
諦めた、母親。
そして結婚…。
婚姻届だけ出して、知り合いだけでパーティー。
既に、この日から試練のはじまり。
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