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車で一時間
おじいちゃんの家
待っていたのは
茶トラ猫
僕が手を伸ばすと君は
ちいさくか細い声で鳴いた
同い年くらいだねって
笑った
君は成長が早かった
三歳になる頃にはヘビー級
僕のお腹もヘビー級
おんなじだねって
笑われた
学校に友達なんかいなかった
僕の親友はずっと君だった
ぽかぽか陽気一緒にお昼寝
君はいつも喉を鳴らした
そんな君のしっぽはエビフライに似ていて
僕は寝ぼけて何度もかみついた
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