不撓不屈

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涼子に感じられたのは。 力強い龍平の腕と、 引き寄せられた胸板。 そして―― 重く激しい衝撃。 「龍平?!」 咆哮と水飛沫が上がって。 けれど。 抱えられた涼子には、 現状を知るすべはなくて。 ただ必死に、 目の前のぬくもりにしがみついた。
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