不撓不屈

14/40
前へ
/770ページ
次へ
激しい光は。 闇夜に咲く打ち上げ花火のように、 何度も瞬いて。 同時に聞こえた、 カシャッ。シャッ。シャッ。 両脇から届く機械音に、 ようやく。 それがフィルムを切るシャッター音で、 あの光りがカメラのフラッシュだと、 気付くに至った。
/770ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1633人が本棚に入れています
本棚に追加