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そういう意味では、涼子と美映も、似ている部分があるのかもしれない。
今度、龍平に聞いてみよう。
「何はともあれ、馬が合ったのは良いことだよね。
おかげで勝さんも仕事に行ってくれるし」
「……ほんとに過保護よね、あんたの旦那」
「まだ旦那じゃないけど。でも、過保護だね」
困ったように美映が笑う。
彼女の体調を気遣ってくれる婚約者を、少々持て余しているのかもしれない。
美映は３週間程前――流産した。
翌日すぐに退院出来たものの、安静を言い渡されている。
彼女の実家は名古屋で、親類も近くにいないため。
二人は、勝の実家で暮らすことになった。
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