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悪ガキというのは、親の言うことも聞かないが先生なんて
鼻からバカにしている。私も、そう言われたかも知れない。
しかし、当の本人は決してそんな気がないから厄介なのだ。
当時の担任には、嫌われていたに違いない。
小学校3・4・5年の頃は、特に担任も変わり成長の過程
だろうかヒドいに尽きる。先日その頃の通知表を、
見つけたので覗いてみた。
あの頃は読めない親への連絡文も今では読めてしまう…。
「算数はスゴくできる。」と始まる。素直に嬉しい。
が、後は「整理整頓が出来ない。」だけじゃなく「お家では、
ご指導されてないのですか もっとちゃんとさせて下さい。」
「落ち着きがない。家で何か、問題はありませんか?!」など、
家庭問題視的内容を書いていた。確かに、親二人は若い。
お婆ちゃん先生に比べれば、娘や息子ぐらいだ。ましてや孫が
同じ学校に、私の上下に一人ずつ二人もいるのだ。また
二人ともしつけが良いのか気弱で真面目な子供達なのだ。
正反対なのは分かるが、そこまで親を否定しなくてもと思う
内容に思えた。実際私の素行に問題が有ったのだろうが、
何でも親の責任やしつけと結び付けられてしまう。
弁解ではないが、母親は当時しつけには厳しかったほうだった。
「靴は揃えなさい。人の話は、目を見て。」とか箸の持ち方や
姿勢まで色々言われた。
風呂の時間も早くみんなが遊んでるのにパジャマ姿で近くの
八百屋に買い物へ行かされた事もあった。明るい時間帯だから
恥ずかしい。そんな事はお構いなく手伝いは当たり前なのだ。
瞳を閉じるとあれこれ言われたなぁ、やっぱり…。
色々あったが、決して母親は手を抜いてなかったのだと思う。
私が、時々言うことを聞かないだけである。
「宿題は?」に「無い。」と即答。遊びに行く約束を、学校で
密約済み。勿論「宿題をして、終わってから約束しなさい。
何があるか分からないから!?」と釘をさされている。
門限も早く、当時は17時だったと思う?! 17時に、着いて
いなければいけない。そうなると、遊ぶ時間が短くなるから
宿題なんてって事になる。これが駄目なんだけど。
それでも、帰ってきてやればいいのにバレて怒られるのが
怖いから結局しない。今なら解る、やってれば親は怒らない
って事が。我が子がやってたら怒れないし。
「遊びたかったんだ。まあ、今してるから許してやろう。」
って気になる。
解らなかったなぁ、あの頃には…。
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