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「あっ、そうだ!」
「うわぁ!何なんだよ」
何かを思い出したのか、伸びていた友人が急に起き上がった。予想外の出来事に驚きつい本音が出てしまった。しかも、驚いたことで心拍数が上がり、未だに心臓がバクバクしている。
行き成りだったから心臓が飛び出すかと思った。一体どうしたと言うんだ。
「今度の日曜日暇?」
謝る様子が無いことから、悪いとは思っていないようだ。全く、薄情なやつだ。今だけ、少しだけれど恨んでやる。
それはさて置き日曜日だ。予定が入っていただろうか。顎に手を当て、右斜め上を見ながら考える。
今年は就職活動があるため、二年間続けてやっていたプールの監視人のアルバイトは断った。他にアルバイトはしていないから、アルバイトでその日が潰れることは無い。
親や友人と出掛ける予定もないため、今のところ日曜日は空いている。
しかし何だろう。嫌な予感がする。
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