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リオナ「皆も知っていると思うが来週から定期的にギルドの依頼を浮けって実戦の経験を積んでもらう。
5人1組で1班としてサポートに先輩達が1人付く事になっている。
急なことだが今日の放課後までに決めて私の所まで来るように。
連絡は以上だ。」
リオナが教室から出るとクラス中がザワザワと話だしその内の半分くらいが転校してきてカンザキとタチバナの周りに集まる。
そんな浮かれた空気が漂っている教室の風景を肌に感じながらどうやってサボるか考えていると前の席に座っていた生徒が話しかけてきた。
「エファ君今回もどうやってサボろうか考えてるの?」
エファ「ん~、まっそんなとこかな。」
腰まである栗色の髪が印象的な彼女の名前はシーナ・レイニン
常にマイペースでおっとりとした印象を受ける彼女はこの学園でエファに話しかける数少ない1人である。
シーナ「それなら私達と一緒に班を組まないかな?
2人足りないからもし良かったらだけど。」
シーナの予想外の提案に思わず視線を窓の外からシーナに向ける。
エファ「やめといた方がいいと思うけど、ほら俺嫌われてるし。」
シーナ「私的には知らない人と組むよりはエファ君と組む方が嬉しいんだけどダメかな?」
シーナは少しオロオロしながらもエファに問いかける。
・・・まぁ、俺も知らない奴よりは少しでも知ってる人と組んだ方が楽っちゃ楽だな。
エファ「わかった。お前等の班と組ませてもらうわ。」
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