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話を聞くとパアァっと表情を明るくする。
シーナ「じゃあさっそく他の班の人達に挨拶をしにいきましょ。」
エファ「は?ちょっ、おい!」
俺の手を掴むみシーナにしては珍しく手をぐいぐいと引っ張り他のメンバーの元へと歩きだす。
そして2人が向かった先は窓側の後ろの席とは真逆の廊下側の一番前に座る女子生徒とその横で椅子に座って話している男子生徒と転校生のタチバナがいる席だ。
シーナ「ミーちゃん1人メンバー連れてきたよ。」
ミーちゃんと呼ばれた椅子に座って話している女子生徒はシーナの声を聞き振り返る。
「シーナよくやったわね偉い偉・・・ってエファじゃん!
何でそんな問題児連れてくるのよ先生に目つけられるじゃん。」
シーナに手を引かれる形で後ろに立っていたエファを見るとあからさまに嫌そうな顔をする。
シーナ「エファ君は問題児なんかじゃないよ?ただちょっと普段の態度が悪いだけで物知りだし実技の成績も良いし頼りになるよ?」
「あ~ダメダメ、チェンジよチェ・ン・ジ!
こんな問題児入れたら後でどんな苦労するかわからないわよ。」
シーナ「む~~。」
シーナはその言葉を聞き口を尖らせる。
対して俺はこの女の言葉を海よりも深く山よりも高い心で紳士的に話しかける。
エファ「えっと確かミートちゃんだっけ?流石に顔を見てそれは無いんじゃないかな?」
「なっ!?ミートって誰よ!?ミーシャよ!ミーシャ!!どんな間違いしてるのよ!?」
ミート改めミーシャは勢いよく立ち上がり鬼の形相で睨み付けてくる。
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