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キリヤ「何でだ、何か理由でもあるのか?」
エファ「手加減とかめんどくさいし。」
その一言を言った瞬間近くでというよりもミーシャの方向で何かがブチッ!と切れるような音がする。
ミーシャ「ほ~、私達相手だと手加減しなければいけないっていう風に聞こえたんだけど?」
カイル「え?ちょっ!?落ち着けミーシャ。」
シーナ「えっと、ミーナちゃん落ち着こうよ。」
額に青筋を浮かべて少しずつ近づいて来るミーシャ。
そしてそれを止めようとするカイルとシーナ、一歩下がり傍観を決め込んでいるキリヤ。
エファ「その通りだ、ちゃんとわかってるじゃないか。」
カイル「エファァァァ!!火に油を注ぐんじゃねぇぇぇ!!」
ミーシャ「ふ、ふふふ、ふふふふ。
そう、わかったわ。」
ミーシャは立ち止まり不気味な笑みを浮かべる。
エファ「わかったならいいだろ、じゃあここでサボらして貰うわ。」
ミーシャ「あんたからやってやるわ、私を怒らせたことを後悔して死になさい!」
顔面に向かって回し蹴りが飛んでくる。
エファ「おっと。」
俺はそれを首を後ろにそらし回避する。
ミーシャ「カイル!キリヤ!シーナ!
この舐めきっている新人を殺るわよ!」
キリヤ「いや、おれも新人だと思うんだが。」
ミーシャ「うるさい!さっさと武器を抜きなさい!」
ミーナの叱咤を受け渋々学園から支給されている刃引きされた剣を抜く。
カイル「すまんエファ、ミーシャの怒りを静めるために死んでくれ。」
シーナ「うぅ、エファさんすいません。」
続いてカイルとシーナも俺に謝罪しながらも剣を抜く。
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