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フィリナ「大臣達の方針としてはそうなりますね。
その事でお願いがあるんですが。」
エファ「あ~、言わなくてもわかる。
アドレー・アドレファスを誰にも見つからないように殺せだろ?」
フィリナ「相変わらず察しが良いですね。
そういう人は嫌いじゃ無いですよ。」
そう言ってエファに微笑むフィリナだが今の流れなら相当の馬鹿じゃない限りわかるだろ。
エファ「別に今週あるギルドの定期報告会で話してもいいがそっちもそれなりの物を用意してもらわなければ受けられないな。」
フィリナ「それなりの物ですか?
・・・わかりました大臣達には私から話を付けておきますので定期報告会の時にそちらで話し合って決めてください。
無茶な要求ではない限りは了承を得られるはずですので。」
その言葉を聞きエファはニヤリと笑みを浮かべる。
エファ「よし、交渉成立だ。
報酬は決まり次第あんたに言うわ。」
それだけ言うと返事を聞く前にタバコの火を消し立ち上がると学園長室を後にする。
今週は忙しくなりそうだが近衛騎士の副団長か久々に殺しがいのある獲物だな。
久々の殺しだからな腕が鈍ってないと良いが。近々上位ナンバーの誰かと手合わせして勘を取り戻しとかなきゃな。
・・・いやぁ楽しみだ。
エファは時折「くっくっく」と不気味な笑と笑みを浮かべ寮にある部屋に向かって歩きだす。
・・・その笑みを見た生徒の全員が「ヒッ!」と叫び声を上げて廊下の隅に移動してしばらく動けなかったのはまた別の話。
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