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チュンチュン――――。
小鳥のさえずりが、聴こえる。
あぁ――もう朝なんだ。
仕事行きたくないなぁ――――。
「……もう……飲めない……」
そうだ、小田切さんとマッコリのボトル空けて、それから追加で、何か色々飲んで――――。
ん? てか、ここ何処?
――――ガバッ!!
目が覚めた私は、一気に布団をはね除けた。
「ゆ、夢……?」
「おっはよ~ん! 香織ん!」
声が聞こえた方に振り向くと、そこには朝から超テンションが高い小田切さんの姿が明らかにあった。
「香織ん、固まってどうしたの? しかし、昨日は凄い飲んだなぁ~。香織ん酒豪だよね。楽しかったけど」
屈託のない笑顔でスマートに小田切さんがポカリを渡してくれたので、反射的に受け取る。
「ありがとうございます……。流石に飲み過ぎ……」
ん――――ポカリ? 小田切さん――――?
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