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眉間にシワを寄せてたら美人が台無しだよ~。
スタイルも良いのに、サバサバし過ぎなんだよね。
そこも好きだから、高校から親友として続いてるのが有難い。
そんな黎子の説教が続く。
「あんた本当に婚期逃すよ。いいの!」
「えっ! どこからまたそんな根拠が……」
「根拠もクソもないでしょ! 只でさえ嘉之に振り回されて六年間、女の勝負時期を棒に振っ
てんのよ。更に元カノに未練ある男と一緒に住んで、傷の舐め合いっていつまでもやる気なの? 落ち着いた頃には、アラフォーになるよ」
「ちょいと、人の人生を勝手に……」
決めつけないで! ――――と発する前に、
「嘉之のこと、みんなが納得出来るように言えるなら、言い訳も聞いたげるわよ!」
黎子殿の一刀両断をくらった。
――――完敗だ。
「……何も言えません……」
ふふん! と勝ち誇る、黎子嬢。
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