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「……それは、楽しみだな……」 正直に気持ちを述べてみた。 小田切さんはポンッと私の頭に手を乗せて、目線が合うところまで前屈みになったので、思わずドキッとしてしまう。 「香織んも作るの手伝って。だから明日は、ピンポンダッシュで帰ってくること!」 「ピンポンダッシュ~!?」 そう言うと、小田切さんは至近距離で反則なくらいの笑顔を見せた。 「そう! フライディング気味にね!」 フライディングって~何か子供みたいだな。 想像すると、口元綻んでしまう。 そんな私を小田切さんが、満足気に見ているのだった――――。
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