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――――土曜日の朝。
用意されていたベッドはスプリングも効いていて、グッスリ眠れたせいか目覚めもスッキリして起きれた。
何せ昨日も、結構飲んだしな――。
てか、小田切さん。単純に飲み仲間が、欲しかったじゃないの?
今度追及してやる! でも、また上手くはぐらかすかもな~。
起きたそうそう、そんなことを考えさせられてしまってる。
今日は大きめな荷物とかまとめるから、動きやすい格好で――などと呟きながら顔を洗いに洗面所へ向かうと、朝からエプロン姿が眩しい小田切さんに遭遇する。
「おはよう~! 香織ん!」
あぁ、今日も素晴らし小田っちスマイルだね。
「おはようございます……」
「寝れた~? 枕変わると寝れない人いるじゃない」
「ありがとうございます。大丈夫ですよ。グッスリ寝ましたし、基本どこでも寝れますよ」
「うん! 香織ん、そんな感じだよね」
「小田切さん……受け入れ過ぎです。少しは、以外な反応見せて下さいよ」
小田切さんは、「ははは~」と高らかに笑いながら、手際よく朝御飯を用意を進める。
「早く顔洗っておいで」
「はい!」
――――すっかり小田切ワールドに、ハマってやしないか?
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