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諦めることさえ考えていた。
だからこそ、僕は運命というもの信じるしかおえない状況におちいってしなったんだとおもう。
それはどうにかして食費を安くしようとスーパーのチラシを見ながら、図書館で勉強をしていた日のことだった。
いつもと同じ席に座り、相変わらず重い表情を浮かべる。
電気代さえ今は惜しい僕には生のもやしでも食べようとさえ考えていた時だった。
いつもと同じ定位置である斜め前に座っているおじいさんがいる。
そのおじいさんが珍しく僕に話かけてきたのだ。
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