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えー!ふんちゃん遅っ!
やばいって!
あれ最下位じゃん!
はぁ…
あ、りかっち!
おお!速い速い
「りかっちぃーーーー!!!がんばってー!!!!!」
次は私の番だ。
ただの体育のリレーなのにすごい緊張してきたぁー!!!!!!
やばい…心臓破裂しそう…
その時…
「ははは!そんな緊張すんなって!大丈夫!思いっきり走れよ。」
風野が私に話しかけた?
またビックリした。
風野が話しかけてくるなんて…
うれしい。
私は大きくうなづいた。
スタスタスタスタ…
「雅!!!!!!!!!!」
私はりかっちからバトンをもらった。
1人…また1人と追い抜いた。
風が体操服をはらむ。
風野が見えた。
「たくちゃん!!!!!!!」
私は風野にバトンを渡した。
風野がどんどん追い越していってる…
「たくちゃーーん!!!!!!がんばれーー!!!!!!」
私は大きな声で叫んだ。
風野はぶっちぎりで追い越して、
私たちのチームは1位だった。
「やったね!雅!!!!雅ちょー速かったよ!」
「ありがとう!」
「たくちゃんにバトン渡したしねー。」
「うん。…あーーー!!!!仕組んだでしょ!!!!!!!」
ニヤリとりかっちが笑った。
「りかっちぃーーーーー!!!!!!!!!!!」
私はりかっちとじゃれあった。
その時に風野が微笑みながら私を見ていたなんて、知るはずもなかった。
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